動画編集のスキルはこれから先ますます必要になっていきます。コロナの自粛も続いて、何かスキル何かスキルを身につけたいと考えている人にも動画編集はおすすめです。
でもソフトが高そうと思っている人も多いのではないでしょうか。
実は無料、あるいは低コストで動画編集できるソフトがたくさんあります。
今回は動画編集を始めたい人におすすめのソフトを無料・有料に分けて一気にご紹介いたします。
・結婚式の動画を自作したいと考えている人
・仕事で動画編集が必要だけど何を使ったらいいか迷っている人 など
・無料で始めるならDavinci Resolveがおすすめ。
・有料で本格的に取り組みたいならAdobeのコンプリートパックでPremiere Pro/After Effectsを使うのが結果満足できる。その場合、オンラインスクールの学割を使って安く購入すべし。
・結婚式など用途が決まっている場合はFilmore Xを使うのもアリ
無料ソフトおすすめ
Davinci Resolve 17
おすすめ度…★★★★★

無料なら正直これ一択と言っても過言ではないほどおすすめソフトです。友達に「動画編集したいんだけど」って言われたらとりあえずこれをすすめています。
カット編集やテロップ挿入などの動画編集でやりたいことは一通りバッチリこなせます。映画編集などプロの現場でも使われるほど高機能なソフトです。
カラーグレーディングに特化したソフトなので、映像の色もとことん追求ができます。 また、テキストアニメーションなどのモーショングラフィックスもDavinci Resolve内のFusionというセクションである程度作ることができます。
色調整やアニメーションはノードという線で結んだ編集方法を使用するため操作に慣れるのに時間がかかるかもしれません。しかし、ユーザーが多いのでチュートリアルも豊富にあります。
↓僕の好きなYoutuber・ビートないとーさんもチュートリアルを出しています!
後述していますが、 Davinci Resolveは有料版もあります。ですが、無料だから透かし(ウォーターマーク)が入るわけでもなく、FHDまでなら書き出せるので十分かなと思います。
本当におすすめなのですが、唯一ネックなのはソフトを動かすために若干スペックが求められるところです。メモリは8GBは最低でも欲しい、16GBあれば安心です。
新型Macbook搭載のM1対応もすでにしています。早い! M1を使う人は8GBでも大丈夫かも。
Hit Film Express
おすすめ度…★★★★☆


こちらも無料で高性能な機能が詰まったソフトです。
Davinciと同様、カット編集やテロップ編集からアニメーション作成までできます。After EffectsのようなアニメーションやCG作成もできるため、AEの代替ソフトの一つとも考えられています。AdobeのPremiere ProとAfter Effectsを1つに合わせたようなソフトです。
こちらもプロの現場で使われているソフトです。
Davinciと比べて日本語のチュートリアルが少ないのが難点です。また、表示が基本英語なのもハードルです。
Davinciはカット編集がしやすい一方、Hit Film ExpressはVFXが得意です。
こちらも有料版がありますが、Adobe製品と違って買い切りなのでランニングコストはこちらのほうが安いかも。
iMovie
おすすめ度…★★☆☆☆


Mac専用の動画編集ソフト。
Macbookであらかじめインストールされていたり、iPad版もあったりと、Appleユーザーなら馴染みがあるソフトなのではないでしょうか。
こちらもDavinciなどに比べると軽い動作の印象です。
テロップの種類やトランジション(場面切り替え)の効果の種類が少ないため、iMovieをある程度使うと物足りなくなる人も多いと思います。
iMovieで動画編集に触れ、楽しくなってきたらDavinciやHit Filmに移行するのもいいかもしれません。
有料ソフトのおすすめ
Davinci Resolve Studio
おすすめ度…★★★★★
無料版でも紹介したDavinci Resolveですが、有料版でもおすすめです。
有料版と無料版の大きな違いは4K編集ができることが挙げられます。カメラがますます高スペックになってきており、iPhoneでも4Kの動画が撮れる今の時代。フルFDの動画以上のものを求めている人は有料版にするのがいいでしょう。
また有料版にするとHDR機能が使えるようになったり、エフェクトの数が増えたりします。無料版のものを使っていると有料版の機能を試せるのですが、「このエフェクトいいなぁ」と有料版に揺らぐことが多々あります。(笑)
このDavinciの有料版の一番おすすめの買い方は、Davinci Resolve speed Editorと一緒に購入する方法です。
カット編集などをめちゃくちゃ効率良くできるデバイスのDavinci Resolve Speed EditorとDavinciの有料ソフトがセットになって、なんとほぼソフト代と同じです。つまり、ソフトを買うとデバイスが無料で付いてくるのです。
意味がわからないくらいお得なキャンペーンですのでお見逃しなく!
Adobe Premiere Pro / After Effects
おすすめ度…★★★★★


→学割適用後 : 円(年間)
僕がメインで使っているソフトのPremier ProとAfter Effectsです。この2つを使えばまず間違いないと思います。
業界でのシェア率も高く、チュートリアルも豊富です。特にAfter Effectsは外部プラグインも充実しているので、更に作業を効率化できます。
ざっくり言うと、Premiere Proはたくさんの動画をカットして「並べる」編集が得意で、After Effectsは0から動画素材を作ったり、1つの素材に対してエフェクトを追加したりする「作る」編集が得意です。それぞれ特徴も違えば使い方も異なってきます。
Premiere ProはソフトのUIもとても使いやすく、機能は多いですが初心者の人でも実は簡単に使いこなすことができます。After Effectsは覚えることがやや多いですが、一度使えるようになるととても楽しいソフトです。
起動に時間がかかるなど、ソフト自体は若干重めです。
また、他の有料ソフトと違い、毎月or毎年費用が発生するサブスク形式です。 Adobeの製品は通常の買い方で買うと高くつくのですが、学割を活用するとかなり安く購入できます。
学生の人はそのまま学割を使えばいいのですが、社会人のかたも学割を使用することができます。 下記のサイトから購入することで誰でも学割を適用することができ大変お得です。 ※この購入方法はAdobeもOKしているので安心してご購入ください。
↓下記からお申し込みください↓

デジハリのオンラインスクールの学生として扱われ、学割が適用されます。
学生なので60日間講座を受ける権利もついてきます。初心者の方は使ったことのないソフトを動画で学習できるので大変心強いです!僕もデジハリで購入しています。
上記のコンプリートパックで購入すると、グラフィックソフトのIlustratorや写真加工ソフトのPhotoshopも使えます。クリエイティブ全般に取り組みたい方は本当におすすめです。
動画のクオリティを大きく左右するのが使用されるフォントだと考えています。このコンプリートパックだとモリサワフォントなどの高品質なフォントがパッケージされたAdobe Fontが使えます。ですので、動画のクオリティがさらに向上します。
買い切りでない点は確かに大きなデメリットですが、逆にこれ一つ加入しておいたら高品質な作品を制作できるので結果コスパがいいと感じています。
Filmore X / Filmore Pro
おすすめ度…★★★⭐︎⭐︎

Filmore X Pro 21,980円 17,580円(税込) ※2021年2月14日現在
(永続ライセンス)
「動画編集にいきなり何万も出せない」そんな方におすすめなのがFilmoreです。
Filmoreなら価格が安く、手軽におしゃれな動画編集ができます。
機能制限があるFilmore Xと、フル機能のFilmore Proがあります。Filmore Proはカット編集に加え、LOG撮影に対応していたり、マスク機能があったり、音声ノイズ消去などのオーディオ編集もできるようになります。
詳しい比較は公式サイトをチェックしてみてください。
注意点としては、Filmore Xを使用している人がProを使いたくなった場合、アップグレードはできず再度購入をしなければいけないようです。
※Windows版とMac版があります
結婚式に特化したパックもあります。プロに発注するよりも動画編集ソフトで自分で作ったほうが全然安いです。
Final Cut Pro / Motion
おすすめ度…★★★★☆


Motion 6,100(税込)
Macの動画編集ソフトと言えばFinal Cut Pro。YoutuberでもPremiere Pro使う人とFinal Cut Pro使う人で分かれている気がします。
操作性もPremiere Proより直感的に使えるようです。また、Adobe製品と違って買い切りなのもメリットです。UIが無料のiMovieに近いようですので、iMovieに慣れている人は移行しやすいのかも。
モーショングラフィックスはMotionというソフトを別途購入する必要があります。
こちらも学割があります。Final Cutだけでなく、音楽制作のソフト・Logicなどもパックになって24,000円(税込)です。すべてのソフトを通常購入すると7万円近くになるためめちゃくちゃお得です。
学生の人は今のうちに買ってしまっておくのがいいと思います!学生羨ましい!!
HitFilm Pro
おすすめ度…★★★★☆

HitFilm Expressの有料版です。Expressのほうで一部機能制限があったエフェクトなどが完全に使えるようになります。
HitFilm Expressと同様で、After EffectsのようなVFXに強いソフトです。3Dモデルも動かせたり、カメラトラッキングができたりします。
僕はAdobeのソフトに慣れていてかつ外部プラグインも購入しているので、HitFilm Proは使いませんが、もし動画編集の経験がまったくなかったらこのソフトを選んでいたかもしれません。買い切りでPremiere Pro + After Effectsと同等の機能があるならお得ですよね。
日本語チュートリアルが他のソフトに比べると少ない点と、UIが英語な点がマイナスポイントです。英語のチュートリアルは充実しているようなので英語が得意な人はこのソフトでも全然アリだと思います。
最後に
結婚式のムービーや、簡単なカット編集・テロップ追加ができればOKな人は無料のソフトでも十分です。
本格的に映像やっていきたい人は断然有料ソフトがおすすめです。
DavinciやHit Filmは無料版がありますし、AdobeソフトやFilmore、Final Cut Proはフリートライヤルがそれぞれあります。どのソフトもおすすめですが、人によって使いやすいと思うものは違うので、ぜひまずは無料でいろいろ試してみてください。
動画編集ソフトはUIがそれぞれ異なるので、一度ソフトを決めたら使いこなせるまで変えない方がいいでしょう。ショートカットもソフトによって結構異なるので、ソフトを何度も変えると都度覚え直さなければいけないので切り替えのタイミングはよく考えないといけません。
実は無料で気軽に始められる動画編集。これからの必須スキルになるので早めからスタートしましょう!
このブログではAdobe Premiere ProやAfter Effectsの使い方を中心に動画編集に関わる情報を発信しています。今回の記事が参考になったらぜひまた本ブログをチェックしてみてください。


最後までご覧いただきありがとうございました。