【4万円台で買える液タブ】安くて高品質なArtist SP1603をレビュー[PR]

イラストを描く人なら一度は耳にしたことがあるはずの液晶タブレット(通称液タブ)。

今回、台湾のタブレットメーカー・Artisul様より、4万円台で購入できる最新の液晶タブレット「SP1603」をご提供いただきました。

イラストを描く人はもちろん、DTPやWEBデザインなどのグラフィック制作をする人や写真を編集する人など、クリエイティブ作業に関わる人全般におすすめできる商品です。

SP1603の使い方や、実際に1週間以上使ってみた感想、メリットやデメリットをレビューしていこうと思います。

Taku

液タブ初心者にかなりおすすめできる商品なので、最後まで要チェックです!

\ 動画での紹介はこちら /

目次

Artisul SP1603の概要

タブレット重量約1.3kg
外形寸法456.5x258x9mm
液晶サイズ15.6インチ
色域128%sRGB/90% NTSC
液晶方式IPS方式
傾き検出レベル±60レベル
筆圧レベル8192レベル
最大表示解像度フルHD(1920×1080)
視野角水平178°/垂直178°
対応デバイスMac / Windows / Android
Amazonより

簡単に言ってしまうと、フルHD画質の15.6インチモニターを搭載した液タブです。

4Kではないものの、これだけ大きい液晶を搭載した液タブがAmazonで4万円台で購入可能なのは驚き。
さらに、USB-Cケーブル1本で給電+映像出力ができるというのも大きなポイントです。

一昔前の液タブの概念を大きく覆しかねないこのSP1603。早速外観や内容物、使い方をご紹介していきます。

SP1603の外観と同梱物

iPad Air(10.9インチ)との比較。大きい…

実際の同梱物は下記になります。

タブレット本体
付属品たち
同梱物一覧
  • SP1603本体
  • 専用ペン+替え芯30本
  • ペンケース
  • ペンスタンド
  • タブレットスタンド
  • 電源&接続用コード
  • 電源アダプタ
  • HDMIケーブル
  • 二本指グローブ
  • クロス
  • 説明書+保証書

本体にはあらかじめアンチグレアフィルムが貼ってあります。

アンチグレアフィルムは描きやすい、映り込みしにくい、指紋の汚れが目立ちにくいなどいいことづくめ。もちろんフィルムを剥がすこともできますが、大体の人はそのままで良さそう。

Taku

画面にフィルムを貼るのが苦手な僕は、最初から貼ってあって安心しました。

本体の大きさは456.5x258x9mm。

これだけ画面が大きいと、クリエイティブ制作のモチベーションも上がります。

本体サイズは大きいですが、厚みはとても薄く9mm。iPhoneとほぼ同じ厚さです。

薄いため重さもそこまでなく、約1.3kg。片手で持てる重さなので、どこでも気軽に移動させることができます。

付属してくるペンには、サイドにボタンが2つ設置されています。

ペンは軽いので持ちやすいですが、ややチープな印象もあります。

ペン先はなんと30本ついてきます。これだけあれば、買い足すのはかなり先で良さそう。

ペン立ては回転させる開きます

ペン立てはなんと中に収納があります。ペン先が8本収納されています。

上の蓋を回転させることで開くことができます。

Taku

開け方にちょっとだけコツが入ります。

ペン立ての裏についている鍵穴みたいな穴はペン先を交換するときに使用します。穴に引っ掛けることでペン先を出すことができます。

一番起こした角度
一番寝かした角度

液タブ用のスタンドも付属しています。角度は4段階調整できます。

一番角度がある設定にしても40度程度。あくまでも寝かせて使うことが想定されています。

Taku

外部モニターとして使用する場合はもう少し角度があった方がいいかも。

僕の持っているPCスタンドに載せてみました。ここまで画面が起きるとパソコンと遜色ないですね。

使っているスタンドはこちら

絵描きさんっぽいグッズの二本指グローブも付属しています。

「デジタルイラストをスタートしたい!」という人はSP1603を購入すれば一通り揃うと感じるほど至れり尽くせりの同梱物です。

接続方法解説

液タブとパソコンを繋ぐ方法についてご紹介します。

2種類方法があり、接続先のパソコンの条件によって接続方法を選ぶ形になります。

電源コードで繋ぐ方法

こちらの方法はほぼ全てのPCに対応しています。

STEP
電源コードを液タブ・PC・電源にそれぞれ接続する

液タブにUSB-C、電源・パソコンにUSB-Aを指します。

電源にタグがついていてポートの色も赤色です。PCと間違えないようにしましょう。

STEP
HDMIでPCと液タブを接続する

HDMIでPCと液タブを繋ぎます。

液タブ側はmini HDMIです。

STEP
液タブ右上の電源ボタンを2秒長押しする

電源ボタンを長押しすると液タブの電源が入ります。

Taku

このやり方はほぼ全てのパソコンでできるんですが、コードを2本も繋ぐ必要があって若干面倒。

USB-Cケーブルで接続する方法

USB-Cは1本で映像出力が可能です。(オルタナティブモード・Alternative Mode)

HDMIが不要で、かつUSB-Cケーブル1本で映像出力と給電ができるので接続がかなり楽になります。

STEP
液タブとUSB-Cケーブルを接続する

液タブ本体にはUSB-Cがさせる穴が2つあります。

どちらに差してもOKです。

STEP
電源ボタンを2秒押す

電源ボタンを長押しすると液タブの電源が入ります。

Taku

ごちゃごちゃしたケーブルは不要で、一本で完結するのはスッキリ!

周辺機器を選ぶ際に2つ注意点があります。

映像出力対応のUSB-Cケーブルを選ぶ

SP1603にはUSB-Cケーブルが付属しないので、自分でケーブルを用意する必要があります。

USB-Cは指す所の形が一緒でも、ケーブルによってできることが異なります。
充電しかできないもの、PD(急速充電)に対応しているもの、データ転送はできるが映像出力ができないもの、映像出力ができるもの…ケーブルのスペックはバラバラです。

SP1603で給電+映像出力を1本で完結させる場合、「映像出力」はマストです!充電専用ケーブルなどではできないので気をつけてください。

僕はこれを使っています

USBハブを使うと出力できないかも

Macbookユーザーの多くはUSBハブを使用していると思います。

こちらもポートによって映像出力に対応しているものとしていないものがあります。

僕がAmazonなどでざっと調べた所、2つUSB-Cを挿せるものはありますが、両方映像出力できるというものはありませんでした。

USBハブを経由すると液タブの用途で使えないことがあるので、この点も注意しましょう。

Taku

僕は液タブを使うときは直接Macbookのポートに液タブのコードを刺しています。

実際に1週間ほど使ってみた感想

イラストレーターではないけど、デザイン業務に普段から携わっている僕が、この液タブSP1603を1週間以上使ってみた感想をまとめていきます。

視差がないので狙ったところに線が描ける

SP1603はフルラミネーション加工という技術が搭載されており、ペン先と液晶の距離が限りなく近いです

そのため、ペン先と描きたい位置がズレないためより綿密な書き込みができます。

実際に紙に書いているのと同じほど、違和感なく絵や字を書くことができます。

フルラミネーション加工はiPad Proや Airなど、第二世代Apple Pencilが使用できるデバイスにも採用されている技術です。iPad Proでイラストを描く人も多いので、この技術の力は凄まじいのがわかります。

色調が豊かでフルHDでも問題なし

SP1603はフルHDで、色調も豊か。

128%sRGB/90% NTSCの色域を備えたフルHDのスクリーンは、豊かな色を表現できます。液晶パネルには178°広視野角で発色のいいIPSパネルを採用しており、鮮やかかつリアルな描画を楽しめます。必要に応じて、メニューキーから画面の色や明るさ、コントラストの調節などが可能です。

Amazon公式サイトより

実際、写真編集の色味調整もしやすいと思いました。

もちろん写真編集用のプロ向けモニターと比較すると劣るとは思いますが、趣味程度で写真をやる人なら十分満足できるのでは。

写真編集も液タブならパラメーターを直感的にいじったり、写真の消したい所を直接ペン先でなぞったりでき、作業がやりやすいです

ショートカットキー14個も便利

液タブの左側にはショートカットキーとダイヤルがついています。

このボタンにはそれぞれショートカットを自分で割り当てることができます。

Artisul 公式より

また、ダイヤルは押し込むことで機能を変更することができます。拡大・縮小 / ブラシサイズの大小 / 選択レイヤーの上下などを押し込みで切り替えることができ便利。

イラストだけでなくデザイン作業全般に使える

イラストレータの人にももちろんおすすめですが、僕みたいにWEBデザイン・DTPデザインで使う人にもおすすめ。

パソコンの画面を直感的に操作できるのは、作業効率性をアップするのにもつながります。

iPadなどのタッチするデバイスに慣れている人はすんなり液タブも使えるようになると思います。

iPadのように指での操作はSP1603ではできないようなので注意です!

ペンはもう少しバリエーションが欲しい

ペンタブ本体の不満は今のところありません。

ただ、ペンが軽くてややチープな印象が惜しい。確かに軽いと疲れにくいかもしれないが、僕個人としてはやや重めの方が好みです。

Amazonを調べたところ、SP1603は同梱されてくるペンしか対応していないそう。このペンのバリエーションが増えるとより良いですね。ペンって好み分かれると思うのでペンの展開は期待です。

Artisul SP1603 レビューまとめ

良いところ

  • 画面が大きくて綺麗
  • ペンの筆圧感知も申し分ない
  • 接続もUSB-Cで繋ぐ場合は手軽
  • 4万円台と安い

コスパという観点では何もいうことがありません。(むしろ4万円でこれだけ品質いいので文句は言えません…(笑))

気になるところ

  • USB-C接続できないときは手間
  • ペンのバリエーションも欲しい

他の液タブを触ったことがないのでなんとも言えないのですが、電源ケーブルを使用した接続はやりづらいと感じました。

ペンも種類があるといいですね。

最後に

4万円台で液タブが買えるということ自体が僕にとっては衝撃で、しかもフルHD液晶+15.6インチと品質もいい感じです。

普通のポータブルの液晶も2~3万円以上するので、イラストも描けるSP1603はコスパがいいです。

液タブ触ったことない方は、ほぼ皆んな満足できるデバイスだと思います。素敵なクリエイティブ時間のお供に導入してみてはいかがでしょうか。僕もこれを機にちょっとイラスト制作にも手を出してみたい、なんて思っています。

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