沈胴式の安価で魅力的なレンズ Industar 22 50mm F3.5

久々のオールドレンズ記事です。

ライカのレンズにそっくりなロシアレンズ・Industar-22 50mm F3.5を昨年の秋購入しました。 M42とNikon Fマウント縛りでレンズを集めていたのですが、ついにLマウントに手を出してしまった記念すべきレンズです。

決して使いやすいわけではないけど、どこか愛おしいIndustarを今回ご紹介します。

目次

安価で大量生産されたロシアレンズ

“Industar”とはロシアの廉価レンズのシリーズのことです。今回購入したIndustar-22以外にも、安価なパンケーキレンズのIndustar-50や、星ボケが特徴的なindustar -61 L/Zなどたくさんレンズがあります。

Industar-22は1950~1960年ごろに作られていたと言われています。半世紀以上前の景色を写していたレンズがこの時代にも使われているのってロマンがありますよね(毎回言っている)

ライカLマウントの沈胴式レンズ

このレンズはライカLマウント(M39マウント)です。M42はねじ込みの部分が42mmなので、M39は39mmということになります。 Amazonで安くマウントアダプタが売っています。

沈胴式という名の通り、レンズがズボッと埋まる設計です。
コンパクトで持ち運びしやすいそうですが、現代のカメラにつけるとイメージセンサーに当たりそうで怖い。基本伸ばしっぱなしで使っています。

レンズの周りにあるノブがピント調整リングです。 F値の設定はレンズの枠のようなリングを回します。

  • 別名「鷹の目」とも言われるテッサー型のレンズですが、意外と移りは優しい感じです。 

購入経緯

ヤフオクやメルカリなどで出品されています。 メルカリだと6,000円〜10,000円で取引されています。

僕はeBayを初めて使って購入してみました。 商品は2,300円程度、送料は600円で3,000円で購入できました。

作例紹介

色味はコントラストが低く、ピントもそこまでキリッと合いません。 F値も3.5が最小なのでそこまでボケるわけでもなく、最短の焦点距離も1mとやや長め。

今販売されているAFのレンズでは絶対に出せない写りです。

確かに解像感はないのですが、どこかノスタルジックな写りは独特で素晴らしいものです。

ロシアレンズはHelios44-2を持っていましたが、これとはまた違ったクセのあるレンズでした。 サイズ的にはとてもコンパクトなので、沈胴させた状態で気軽に持ち運んでいます。 Sony α7やNex-5Rにつけた感じもちょっといびつでかっこいいです。

安価で楽しいロシアレンズ沼。Industar-22はオールドレンズらしさを存分に楽しめるレンズです。 eBayの初挑戦に注文してみるのもいいと思います。

メルカリなどで安価で売っているIndustar-50もレンズ沼の入り口におすすめです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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