一眼レフなどを使って映像撮影する際に役立つ外部モニター。
今回、Portkeysさんから2万円を切るかなりコスパのいい外部モニター「PT5」をご提供いただいたので、その紹介をしていこうと思います。
野外で外部モニタ使ってみた。本格的な感じ出てる・・・!
— Taku |Yamablog (@YamaTK_2170) October 10, 2021
タッチパネルでLUTも使用できて2万円切るから驚き。
写真の関係で反射していますが、モニター自体もかなり明るい+サンシェードも別であるから野外でもしっかり使えました。 #PR
PT5 (@Portkeys_Japan )https://t.co/G33oVD0B8V pic.twitter.com/jwlSTTtTQC
外部モニターって何が便利?
そもそも、カメラに液晶があるのに、なぜ外部モニターを使うのか疑問に思う人も多いと思います。
外部モニターが役立つのはこんなとき
- 映像を好きな方向から確認できる
- カメラの液晶より明るく見える
- ピント・露出が合わせやすい
- LUTを適用し、加工後のイメージが掴みやすい
映像を好きな方向から確認できる
一眼レフについている液晶は、固定だったり、チルトだったり、バリアングルだったり、カメラの機種によって様々。
特に固定やチルトの場合は、自分の顔がどのように写っているかを確認できません。
外部モニターを使えば、液晶を好きな方向に向けることができるので自撮りがしやすいという利点があります。特に最近需要が高まっているYoutuberの撮影だったり、Vlogの撮影だったいで重宝します。
カメラの液晶より明るく見える
カメラの液晶ってそこまで明るくならず、特に野外だと特に見づらいですよね。
外部モニターはカメラの液晶より明るいことが多いので、野外でも問題なく映像を確認ができます。さらに、サンシェード(日除け)をつけることもできるので、さらに見やすくなります。
ピント・露出が合わせやすい
カメラの液晶よりも、外部モニターの方が大きいので、ピントのヤマを掴んだり、適正露出かどうか確認しやすかったりするという利点もあります。
LUTを適用し、加工後のイメージが掴みやすい
映像制作に凝ってくると、「コントラストの低いLogで撮影→後から色を載せる(LUTを当てる)」という撮影方法をするようになります。
通常カメラでLog撮影をする場合、コントラストが低い映像で撮るしかないのですが、外部モニターがあれば、LUTを当てた状態で撮影できます。仕上がりが意識できるので撮影がよりしやすくなります。
Portkey PT5の仕様
今回ご提供いただいたPT5。スペックはこんな感じです。
- 5インチモニター
- 1920 × 1080(フルHD)の液晶、最大4Kの映像出力可能
- 液晶の明るさは500nit
- ピーキングやヒストグラム、3DLUTなどの豊富な機能
- タッチパネル
コンパクトなサイズ
外部モニターというとかなり大きいものを想像しますが、 PT5はiPhone11よりも小さいサイズ。
約7cm×13.5cmです。
重さも 175g(バッテリー抜き)なので、持ち運びは全く苦になりません。
バッテリーを入れると275gでした。
フルHD出力(4Kまで対応)
PT5はフルHDの液晶を搭載しています。写りはかなり綺麗。
最大HD4Kビデオまで対応ということですので4K撮影のカメラでも問題なく使えるようです。
ピーキング、ヒストグラム、それから3DLUT…必要な機能は一通り。
映像撮影の際に欠かせない、ピーキングやヒストグラムなどの機能はもちろん搭載。
さらに3DLUTまで対応しています。もともとプリセットとしていくつか登録されているし、自分のカメラにあったLUTを後から追加することも可能です。
前述したように、Log撮影の際に外部モニターの方は3DLUTを当てた状態で確認することで、出来上がりの画で確認しながら撮影をすることができます。
タッチパネル搭載
これほど便利な機能が盛りだくさんで、さらにタッチパネルも内蔵。
タッチの操作は正直そこまで快適ではないですが、それでも直感的に操作できるというのは嬉しい。
同じラインナップでの製品比較
タイトル | Portkey PT5 | Neewer FW600 | Feelworld F5 PRO |
画面サイズ | 5インチ | 5.5インチ | 5.5インチ |
解像度 | 1920 * 1080 | 1920 * 1080 | 1920 * 1080 |
4K対応 | ◯ | ◯ | ◯ |
3DLUT対応 | ◯ | ◯ | × |
タッチパネル | ◯ | ◯ | ◯ |
値段 | 19,705円 | 19,999円 | 19,960円 |
タイトル | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
この価格帯だと、PT5かNeewerのFW600が比較対象になりそうです。
PT5の方が画面が若干小さいものの、細かい配慮ではPT5の方が使いやすいそう。
バッテリーは別売り
モニターにはバッテリーが付属していませんが、使用するには必要。
Sony NP-FおよびCanonE6バッテリーと互換性があります。
他にもUSB Type-Aポートと、7〜24VのDCアダプタからも給電できるようです。
僕はSONY NP-Fの互換バッテリーを購入しました。
ビデオライトのNeewer CN-160を持っているのですが、それもSONY NP-Fバッテリーと互換があります。
このライトも安くてかなり明るいのでおすすめです!
使ってみた感想
初心者に使いやすい設計
スペック紹介でも書いたように、かなり初心者を意識した作りになっています。
表記は英語か中国語しかないですが、タッチパネルとアイコン表示がわかりやすく、説明書をパラパラめくればよく理解できるはずです。
「外部モニターってどんな感じだろう?」と気になっている人にはうってつけの商品だと思います。
コンパクトで持ち運びは楽
サイズも小さく軽量で持ち運びが楽というのは、初心者にとってとてもありがたい。
ハードケースも付属しているので、ケースに入れてカメラと一緒に持っていき、野外ですぐセッティングできました。
「映像撮っているな感」は出る
カメラの上にモニターをつけると、いくらコンパクトとはいえ、「映像撮ってます」感がかなり出ます。
実際、すれ違う人に「何やっているんだろう」と視線を感じることもしばしば・・・
カメラの上につけるマイクも持っているのですが、こういうグッズはどうしても仰々しくなってしまいますね。
Log撮影→Davinci Resolveでカラーグレーディングした映像
モニターは若干関係ないのですが、FUJIFILMのX-S!0でF-Log撮影をしてみました。
僕が使っているDavinci Resolveのカラーページもほぼ初めて触りました。Log撮影はかなり奥が深そうなので、しっかり勉強したいな。
◆付属のHDMIが貧弱・・・
同梱のHDMIケーブルの端子が弱く、捻ったら簡単に折れてしまいそうです。コードもかなり固いので、ケーブルは買い直したほうがいいと思います。
映像制作がさらにはかどるアイテム
個人的にも外部モニターはかなり気になっており、今回使用できて勉強になりました。
「自分の子どもを気軽に撮る」など、咄嗟の撮影の時はなかなか使いづらいですが、腰を据えて「映像を撮るぞ」と意気込んでいるときは外部モニターは必須だなと感じました。
写真も映像ものめり込むとかなり深い。でもそれだけ楽しい世界です。
さらに趣味の映像に凝って、自分だけの映像を撮影できるように精進したいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。