デザインとは何かを考える その1

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1億人クリエイター時代

デザインやクリエイティブといったものは、僕らが考える以上に身近になってきているように感じます。
スマホ、pc、タブレット。
人々の手には昔にはなかった道具が当たり前のように存在するようになりました。
ポチっと押すだけで綺麗に写真が撮れたり、それを加工してオシャレにできたりが当たり前になったからこそ、いま「デザイナー」ってジャンルが脅かされてる気がします。
だって、誰でもデザインできちゃうから。
1億人クリエイター時代の今デザインに求められることとは何か、なんとなく思ってることをまとめてみました。

スマホ×クリエイティブ

design
デザイナーというと、昔は図面描いたり難しい計算したり特殊な知識が要る人を指していました。でも最初に書いたように、今はデザインが手軽になってきています。
スマホのアプリでいい感じのフォントを、いい感じの色で、いい感じの場所に配置してくれるので誰でも簡単に作れるようになりました。
一昔前はphotoshop(フォトショ)やillustrator(イラレ)が無いとできなかったことも、スマホのアプリの方が楽にできることも多々あります。
スマホのの写真は綺麗だし、動画も撮れて編集もできる。クリエイティブはホントに身近になっているんです。

「思いつくこと」の難しさ

さらにスマホのすごいところは、アプリに加工の「型」があらかじめあるところです。
正直、画像加工アプリでできることは全てphotoshopで再現することができます。でも、それを再現する工程を考えると圧倒的にアプリの方が楽。しかも、あらかじめ「型」があることでゼロから思いつく必要がなくなり、隙間時間で簡単に作れるのも利点です。
デザインで一番難しいのは最初の「思いつくこと」だと僕は思います。
チラシ一つにしてもフォントはどうするか、写真は何を使うか、どう切り抜くか、配置はどうするか…
ゼロから考えると、自由度が高いからこそ決めることがたくさんあり過ぎて一歩目が難しい。一方、アプリはパッケージ化されたものがあらかじめあるから発想する手間が要らず気軽に作れるのです。

既製品の時代だからオーダーメイドの価値が上がる

ちょっと話が変わりますが、服って昔はオーダーメイドが主流でした。
でも個人個人に合わせて作るのはあまりにも効率が悪い。だから既製品の「大量生産時代」がやって来ました。今の時代もまさにそれ、既製品が溢れかえる時代です。
同じようなものがいろんな場所で買える。だからこそオリジナリティが求められるようになっています。既製品⇄オリジナリティを繰り返しているんです。
「ありふれたものはいらない、自分だけのものを」が今後のクリエイターに求められると僕は思います。

早い、安い…+オリジナリティ

ツールの発達によってスピードが上がっている。だから、既製品×オリジナリティが売れるんです。
例えば、年賀状。
昔は印刷されたものを買ってくるのが普通でしたが、PCやプリンターが普及することで、テンプレートの販売モデルが生まれ、いまはネット印刷が主流になりつつありますよね。これは既製品×オリジナリティにクオリティが加算された結果です。

最後に

スマホやPCが普及した結果、デザインが身近になってきた。誰でも簡単にできる時代だからこそ、個人によりそったオリジナリティのあるデザインが求められるというお話でした。
もちろん、オリジナリティだけではダメでクオリティも一定水準必要です。クオリティを上げるためのキーワードは「温故知新」だと思います。この話はまた次回。
私が使っているデザインツールはAffinity Designerです。

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