デザインとは何かを考える ーその2ー

前回、スマホやPCが広まったことでデザインが手軽になってきているという記事を書きました。

時代が進歩するとともに、何となくいい感じのデザインが簡単に作れるようになりました。でも、時代の進歩で忘れてはいけないのが「温故知新」です。

目次

デザインにおける「温故知新」とは?


▲おじいちゃんの書いた字です

「くまモン」のキャラクターデザインなど、世界的に有名な水野学さん著の「センスは知識からはじまる」では、センスと知識の深いつながりが書かれています。

バックボーンを深く知ることが第一歩

例えば、ドイツのボールペンメーカーのロゴを作るとします。
そのロゴに使うアイコンは、どちらがいいでしょうか?

フォントはどちらがいいでしょうか?

商品のルーツの国を調べることは簡単です。

調べるとドイツは国章が黒い鷲をモチーフにしているので鷲を起用するほうがいいなとか、昔ドイツの工業規格だったフォントのDINがいいなとか、決める手立てが分かります

その上で、もっとフォーマルなドイツのフォントは何だろう、などとアイデアを広げていくことができます。
(もちろん、調べていく中でウサギを使用する理由がある、Futuraのフォントを使うことに意味があるのであれば使用してもOKです。ここでは知識ベースでアイデアを広げようという例で出しているだけです)

これを知識なしで何となく進めると、どこかチグハグな形になってしまうことがよくあります。
「なんかまとまらないな」って時はそもそものコンセプトと、その商品が持つ歴史がズレているのかもしれません。

スマホではできない調整

Illustratorなら細かく調整できるけど、スマホのアプリとかデザインが簡単にできるツールは細かい設定がしづらいのがデメリットです。
フォント変えたり、文字の間調整したりが難しい。

だから、知識のあるクリエイターというニーズは無くならないと思います。だって多くの人がデザインの細かいところまでは知らないから。

逆を言えば、知識があって提案するスキルが必須になってきて、言われた通りデザインする事しかできないと今後厳しいような気がします。
「神は細部にやどる」なんていうように、細かいところをしっかり詰められる知識とノウハウが必要です。

最後に

デザインは手軽になってきたとはいえ、細かいところはまだまだクリエイターの領域です。

ちょっとでもデザインに携わるなら、その商品やデザインのルーツを知る事は必須だと思います。知識を活かすことで「なんとなくデザイン」の薄いメッセージではなく、クリエイターやクライアントが伝えたい思いをデザインに載せることができると思います。

「センスは知識からはじまる」

本記事でも登場した「センスは知識からはじまる」(水野学さん著)は本当にお勧めの本です。

「自分にはセンスが無いから…」と言う人は絶対読むべきです。
僕はこれを読んで、「『センスが無い』って言うのは甘え。そもそも学びが足りない、スタートラインに立てていない」と気づかされました。
クリエイティブに関わる人も、そうでない人も、仕事をする上で大切な考え方が学べます。

 

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